清栄コーポレーションに伺ってみた

住宅

こんにちはー。しゅんトトです。

今回は過去に伺ってみた工務店の中から「清栄コーポレーション」について触れてみたいと思います。

清栄コーポレーションとは

清栄コーポレーションは1997年に創業し、関西のなかでも主に京都を中心として活躍する会社になります。

業務内容は多岐にわたり、新築注文住宅だけではなく、分譲住宅、リフォームと幅広く実施しています。

清栄コーポレーションの強みは

清栄コーポレーションの強みは何といっても地元京都の土地や問題点を知り尽くしていることです。

京都って旅行したり、遊んだりするには情緒あるところでいいのですが、永住となると話が違います。

便利で、広い土地なら一般サラリーマンの給料では中々手が出せません。
しかし、狭小地と呼ばれる25坪以下の土地であれば、何とか買えます。

そんな京都では当たり前である、狭小地にオシャレで、機能的な注文住宅を建てれる
ことが清栄コーポレーションの最大の強みです。

京都の条例に強い

清栄コーポレーションHPより

京都は町並みの景観に対しても条例が多く、
建物外観の色や形に対しても非常に細かく指定されています。

全国規模の大手ハウスメーカーなどでは
地方ごとの条例に疎い場合も多く、打合せの時に選択した色が、確認申請を出したら、
通らなかったなどという場合もあるようです。

その点、清栄コーポレーションは京都市内を知り尽くしているので、そんな不安はありません。
打合せの段階で、使用できる色や形を明確に指南してくれます。

狭小密集地に強い

京都市では住宅が密集していることが多く、隣の家との境が1m未満であることが普通です。

清栄コーポレーションはこの距離をなるべく短くしようと(Think 5cm)という言葉をスローガンに掲げ、建物面積をなるべく大きくしようと努力しています。

それを可能にしているのが、サイディング内張工法です。
これは外壁側に足場を組んで組み立てるのではなく、建物の内側から柱のサイディングなどの外壁を外へ落とし込んで
いく工法となります。

これなら隣家との距離が狭くても壁を組み立てることが出来るし、敷地をギリギリまで使い切ることが可能となります。

標準設備について

屋根
・ガルバリウム鋼板

外壁:窯業系(ようぎょうけい)サイディング
・ケイミュー 親水コート(14㎜) エクセレージ14 セラディール14
・ニチハ(16㎜) モエンエクセラード16

窓、サッシ
・玄関 :LIXIL 防火ドア FG-Eジエスタ
・サッシ:LIXIL 防火窓  FG-Lアルミ樹脂複合(LOW-E複層)

断熱材
・壁 :発砲プラスチック系断熱材(硬質ウレタンフォーム)
・屋根:発砲プラスチック系断熱材(硬質ウレタンフォーム)
・床 :発砲プラスチック系断熱材
HPでは『アクアフォーム』と商品名が記載されています。
吹付断熱材が適応されるのは足場を組んで施工する場合のみらしい。

標準仕様としては、発泡性の吹付け断熱材を用いておりますが、金属系の外壁材(リンチとの隙間が狭い場合に適用)を用いる場合には、防火認定の関係でグラスウールを用いる。

清栄コーポレーションHPより抜粋

トイレ
・LIXIL ベーシア

キッチン
・クリナップ rakuera Ⅰ型 2550mm 奥行650mm
・LIXIL     AS  Ⅰ型  2550mm 奥行650mm
・Panasonic  リビングステーション Ⅰ型 2550mm 奥行650mm

バス
・クリナップ yuasis 1616
・LIXIL    Arise  1616
・Panasonic  オフローラ 1616

洗面化粧台
・LIXIL    MVシリーズ 横幅900mm
・Panasonic  シーライン  横幅900mm

価格について

我が家が提案していただいたプランは
構造  :木造3階建て
外壁材 :窯業+金属
敷地面積:67.58㎡
建物面積:43.32㎡
延べ面積:95.58㎡
にて

本体価格21,490,000円(税込み)となり
坪単価でいうと約76万円となりました。

この金額に附帯工事、照明工事、カーテン工事、冷暖房空調工事等が別途必要です。

いただいた見積書

お話を聞いて感じたこと

京都の狭小地で建てることに慣れているというのは非常に強みだと感じました。
狭い敷地をギリギリまで活用し、オシャレで機能的かつ、値段もまぁまぁお手頃というのは非常に魅力的でした。

しかし、気密性や断熱性を重要視している様子はありませんでした。
まず、目標Ua値、C値についてお答えいただけませんでした・・・。
また、HPを見ても、そのような説明はありませんでした。
ここが残念でした。

そして敷地をギリギリまで使う場合はHPにも売りの一つとして掲載していた
「アクアフォーム」が使用できないこと。

グラスウールが悪いわけではないですが、施工レベルや気密・断熱を求めていない所をみると少し不安に感じました。

隣家ギリギリまで建物を広げた場合、新築の時は良いと思います。
しかし、年数が経過し、リフォームを行う場合は足場が組めないため、
外壁塗装や交換が出来ないのではと考えます。
まぁ、ギリギリまで寄せているので太陽光や雨風の影響は少ないのかもしれませんが。

値段とか非常に良かったと思いますが、気密・断熱を少しでも求めたいので、
我が家では清栄コーポレーションをお断りすることとなりました。

ただ、狭小地に対する考え方とか、建築のノウハウは非常に素晴らしいと思いました。       京都で建築を考えている方は、ぜひお話を聞いてみても良いかもしれません。

良かったら参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、またー。

清栄コーポレーションHP
https://www.seiei-1997.co.jp/

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